はじめに

「夏休みに旅行に行きたいけど、今から予約すると高くつきそう」と、あきらめてしまっていませんか。

でも実は、宿泊料金は絶えず変動しキャンセルも発生しているので、直前でも格安料金が出てくることはあります。同じホテルの同じプランでも、予約した時期や経由したサイトによって料金が違うことはよくあることです。

あなたの代わりに宿泊料金の動きをウォッチし、「1円でも安く泊まりたい!」という願いを可能にしてくれるアプリがあるというので、さっそく試してみました。


今後の「値下がり確率」を教えてくれる

そのアプリは過去の宿泊料金のビッグデータを収集・分析し、今後の値下がり可能性を確率で表示してくれるという、これまでにない機能を持った宿泊施設の比較アプリ「atta(アッタ)」。このアプリを使えば、ハイシーズンでもお得に泊まれるチャンスがあるかもしれません。

もう7月というのに夏休みの計画が白紙と、すっかり出遅れてしまった筆者も、さっそくダウンロード。アプリを立ち上げると、エリアかホテル名の入力を求められたので、グルメやショッピングも楽しめる人気の避暑地「軽井沢」を入力してみました。

アプリ画面01

カレンダーでの日程選択画面で、ホテルの料金のトレンドがわかる

すると、エリア平均の宿泊料金が3段階で色分けされた、向こう6ヵ月のカレンダーが出てきます。安い日、普通の日、高い日が一目でわかるようになっているので、日程に融通が利くなら安い日を選ぶとよさそうです。筆者は宿泊日を7月19日の1泊に指定して、ホテルを検索してみました。

1泊3万5000円が突然2万円台に

すると、1泊4万円近い高級ホテルから数千円台の民泊物件までずらりと表示されます。attaはホテルだけでなく民泊まで一括で検索できるので、予算を抑えたい場合やホテルでは同室が難しいグループ旅行でも便利そうです。検索結果はホテルだけに限定したり、ランクや価格で絞り込むことも可能です。

気になる施設をクリックすると、「この宿泊施設の最安値は●%の確率で今後、安くなります」と、今後の値下がり確率が表示されます。この確率は施設によって10%台から90%台まであり、「プライスアラートを設定」をタップすると、値下がりした時にアプリが通知してくれるそうです。

アプリ画面02

プライスアラートによって、値段が下がった時に通知が来る仕組み

とりあえずこの段階では予約はせず、気になるホテルをいくつかアラート設定しておきました。すると、早くも翌々日に早速通知が届きました。1室3万5,555円だった「ホテルサイプレス軽井沢」の最安料金が、2万8,956円に値下がりしたという内容です。

80万施設の料金変動データを分析

このホテルは、もともと「安くなる確率は84%」と表示されていたのですが、わずか2日間、様子を見ていただけで約6,500円も安くなるとは驚きです。

この「値下がり確率」は、いったいどうやって算出しているのでしょうか。アプリを運営するattaの春山佳久CEO(最高経営責任者)は、こう説明します。

「じゃらんやAgodaなどの旅行・宿泊予約サイトにある国内外の宿泊施設の価格変動データを収集・分析し、AI(人工知能)が値下がりする確率をはじき出しています。宿泊料金は、季節はもちろん、航空券の価格や地域で開催されるイベントなどにも影響されますし、宿泊施設ごとのパターンもあるので、こうした情報もすべて反映しています」

対象の宿泊施設は世界218の国・地域の80万施設に達しており、今もリアルタイムの料金情報を日々収集し、機械学習を重ねて精度を上げているそうです。現状は85%の確率で予想が当たっているといいますが、あと2年ほどデータの蓄積を続ければさらに精度向上が見込めるそうです。

「早割」と「直前割」はどちらが安いのか

ホテル料金には「早割」というプランもあるくらいなのに、なぜ後になってから安値が出てくるのでしょうか。春山CEOは「早ければ安いというのは誤解」と言います。

「たとえば、2019年6月8日の宿泊で、香港のホテルで最安価格を提示したタイミングを調査したところ、10日前以内というホテルが5割を超えました。しかし、6月28日をチェックイン日とした場合、最安値が最も多かったのは50日以上前という結果に。要は、直前になるほどお得なこともあれば、早いほどお得な時期もあるんです」

いったいなぜこんな違いが生まれるのでしょうか。

「都市やエリアの傾向に加え、施設独特のクセもあります。予約状況に応じて価格を見直すホテルもあれば、チェックイン日が近づくほど料金を上げていくホテルもあるし、支配人の権限が強いホテルになると突然大きく上がったり下がったりと激しい変動を見せます。傾向はバラバラなので、人が予想するのは不可能。ここでAIが頼りになるのです」

夏休みの宿泊予約はこれからが本番

では実際に、どんな使い方がお得になるのでしょうか。春山CEOはこうアドバイスします。

「とりあえずキャンセル無料の施設を1件予約しておいたうえで、気になるホテルをいくつか、プライスアラートを設定しておきましょう」

運よく値下がりの通知が来たら、すぐに料金と内容をチェックします。納得できたら予約を乗り換え、最初の予約は忘れずキャンセルを。アラートはいくつでも設定可能なので、思わぬ格安料金が通知される可能性は意外と高そうです。
 
しかし、直前まで空室が残って値下げするような宿泊施設は、もともと「難アリ」な不人気施設なのでは、という心配もあります。

「意外とそうでもないんです。たとえば、当社がデータを持つ欧州の全ホテルの傾向を分析した調査では、全体の約半数が直前に空室を売り出しています。『キャンセル無料』の仕組みが普及する海外ほど、その傾向が強く出ます」(春山CEO)

宿泊料金の高い高級ホテルほど料金の変動も大きいので、直前に格安で出てくる例も多くあるのだとか。夏休みの旅行の予約は、出遅れどころか、これからが勝負なのかもしれません。attaはiOS、Androidアプリで展開し、利用は完全無料なので、一度試してみる価値はありそうです。

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