新型コロナに便乗?不安になりすぎるとお金を奪われる
新手の詐欺には気を付けよう
4月7日、新型コロナウイルス感染症の急速な拡大を踏まえ、新型インフルエンザ等対策特別措置法に基づく緊急事態宣言が発令されました。これに伴い、多くの方が在宅勤務に切り替えたり、家で子どもの面倒を見なくてはいけなくなった方など、生活に変化が生じた方も多いでしょう。先が見えないウイルスとの戦いに不安を覚える方が増える中、その隙に付け込む詐欺が増えています。今回は最新の詐欺事情について知って、自分のお金を守りましょう。
荒れた相場で大事な4つのこと、投資はあくまで人生の“脇役”である
目まぐるしく動く相場の中でどう考える?
4月7日、新型コロナウイルスの感染者が急増していることを理由に、東京など7都府県を対象に「緊急事態宣言」が出されました。生活の維持に必要な場合を除いて、外出が自粛となりました。筆者も在宅の時間が増え、ニュースやSNSを見る機会が多くなっています。株式市場も大荒れですが、投資家の発言や行動で気になる部分がありましたので、この相場と向き合うときに大事なことを4つ共有したいと思います。
株価が下がっても利益は出せるの?
「売り」という発想も頭に入れておこう
みなさん、相場を見るのに疲れていませんか?日経平均やNYダウなど世界各国の株価指数が急落しており、「〇〇が過去最大の下げ幅を記録」などといったニュースの見出しを目にすることも多くなってきました。先日、投資を始めたばかりの人から、既に投資歴が20年以上にもなるようなベテラン投資家も交えて投資談義をしていました。ベテラン投資家がこの下落局面でも「売っているから大丈夫」と話すと、投資歴の浅い方から「どういうことですか?」と質問が出ました。今回は「株が下がっても利益はだせるのか」という内容を解説しようと思います。
株価下落にどう対応すればいい?投資家は焦らず基本へ立ち返ろう
株価急落を学びの場にする
2月の最終週は月曜が祝日だったため、25日(火曜日)~28日(金曜日)の4営業日でしたが、その4日間で日経平均株価は2,244円(-9.59%)も下落しました。株価の大幅下落は日本だけではなく、米国のNYダウは-12.36%、ドイツのDAX指数も-12.44%と大幅に下落し、世界同時株安となりました。この背景には新型コロナウィルスの感染拡大に対する不安があるのですが、依然として特効薬もなく不透明感が残っています。しかし、株価下落に狼狽するのではなく、しっかりと投資の基本に立ち返りましょう。
経済指標の読み方を身に付けよう
表面上の数字だけで判断するのは危険
2月17日の朝方に内閣府が「四半期別GDP速報」にて2019年10~12月期の国内総生産(GDP、速報値)を発表したところ、1年3ヵ月ぶりのマイナス成長や、前期比年率▲6.3%と事前の市場予想(同▲3.9%)という結果が売り材料となり、日経平均株価は一時前週末比350円安まで下げました。これはニュースでも取り上げられ、発表された日はSNS上でも大きな話題となっていました。今回はこれを機に経済指標の読み方を学びましょう。
新型コロナウィルスは投資にどう影響?投資家は何を考えて動くのか
投資に必要な想像力を得る方法
最近はテレビをつけると、連日新型コロナウィルスのニュースが流れています。街を歩いていてもマスクをしている人ばかりですし、ドラッグストアやスーパーに行っても依然としてマスクが品薄の状況が続いています。当初は中国国内だけの話でしたが、既に世界中で感染者が発見され、中国国外でも死亡者が報告されており、日本人の死亡者まで報告されてしまいました。一日でも早く状況が改善することを祈るばかりですが、今回はこのような大きなニュースが流れた時に投資家が何を考えるのかについて解説します。
価値のある投資情報はどこにあるのか?
誰も気づいていない材料を探そう
株式投資の経験を積み、財務分析やマクロ経済の分析もできるようになってきた個人投資家の人が、「僕たちが分析してる財務諸表は誰にでも見られる情報だし、こういう情報を分析しても既に織り込まれて意味がない気がしてきた」と話をされました。たしかに、上場企業の財務情報は誰でも確認できます。それでは、どのような情報を得れば他者に先駆けてお宝銘柄を発見して、大きな利益を得られるのでしょうか? 今回は価値のある情報の探し方について学びましょう。
ニュースの読み方に工夫とひと手間を加えて「投資力」を伸ばす
ニュースや情報を投資に変換する読み方
投資を始めると、マーケットや自分が投資した企業の株価が今後どう動くのかが気になり、情報収集をするようになるかと思います。投資を始めて少し経った人からも、よくどのように情報を集めているかを聞かれます。いまの世の中は情報が溢れて、調べることの難易度が下がっている分、玉石混交で、有用な情報をどれだけ効率的に拾い集めるかが重要です。今回は情報収集について考えていきましょう。
「配当」という株式投資の魅力
新しい株式投資の魅力を見つけよう
新しい年を迎え、今年こそは株式投資を始めてみようと思っている人も多いことでしょう。この連載はタイトルの通り、「お金をどうやって育てていくか」をテーマに主に投資未経験者や初心者向けに記事を書いています。株式投資というと、買った株の株価が上がった下がったで、投資したお金が増えたり、減ったりするものとだけ思っている人も多いようですが、実は株式投資にはそれ以外にも利益を得る方法があります。今回は「配当」について詳しく学びましょう。
株式投資と投資信託どっちがいい?その答えに正解はあるのか
それぞれの投資手法を深く理解せよ
2019年は投資をする人が増えた印象を受けた1年でした。やはり、つみたてNISAやiDeCoの制度が大きく影響していると思いますし、日米の株式市場が年初から年末にかけて右肩上がりだったことも影響しているかもしれません。来年から始めてみたいと思っている人も多いでしょう。最近はネットでも有益な情報を得られるため、投資をする前に自分で勉強する人が多いのですが、少し知識がついてくると逆に悩むことも増えてきます。今回は独学で多くの人が抱く疑問について答えます。
危険な投資とは?大切なお金を知らない人へ預けられるか
知らないものには投資しない
この数ヵ月、金融教育をテーマに議論する機会が増えていますが、日本で金融教育というと「投資教育」と「消費者教育」のどちらかに比重が偏る傾向にあります。前者は投資のための教育、後者は主に詐欺被害などにあわないための教育を指します。消費者教育の議論をしていると、危険な投資の話が出てくることも。しかし、筆者は投資自体を危険とすることについてはしばしば異論を唱えることもあります。今回は「本当に危険な投資は何か」について書いていきます。
これから伸びる投資先は?初心者のための決算書の読み解き方
どのようにして投資先の事業を理解するのか
決算書というと、細かい数字や文字の羅列で、それだけで拒否反応を起こしてしまう人も少なくないのではないでしょうか。 しかし、これから伸びる投資先を見つけるためには、決算書ほど有効なツールはなかなかないことも事実です。 投資の初心者でも基礎からわかる、伸びる投資先を見つけるための決算書の読み解き方を考えてみます。
インデックスファンドの父から投資の神髄を学ぼう
先人の格言から学ぶことは多い
日本でも少しずつ投資文化が醸成されてきているように感じます。最近はこれまで投資とは無縁だった知人から、つみたてNISAやiDeCoを活用して投資を始めてみたと連絡をもらうことも増えてきました。せっかく投資の世界に足を踏み入れた訳ですから、今後どのような相場展開になろうとも、末永く投資の世界を楽しんでもらうため、今回は先人の格言から絶対に覚えておきたい投資の神髄を共有していきたいと思います。難しい数式や用語は出てきませんので、安心してください。
年収500万円会社員の時給はいくら?自分の時給を意識してお金を育てよう
時間の有効活用がカギ
お金を育てるにはどうしたらいいのか、という話になると、「年収をいくらまで上げたい」、「定年までにいくら貯めないといけない」など、比較的大きな金額を挙げる人が多くいます。たしかに、大きな金額を意識した方が、それに向けての計画も立てやすいでしょう。しかし、私たちが意識しないといけない数字は、年収や老後資産といった大きな金額だけでなく、この瞬間における自分の時給です。今回は自分の時給を意識しながらお金を育てる話をしたいと思います。
格差が広がるなかでいかに自衛をするか、生き抜くためのお金の育て方
日本の格差拡大の実態
先週、「手取り14万円」というハッシュタグがtwitter上でバズりました。都内で10年以上働き、役職にもついている女性による、「手取りはわずか14万円で、何も贅沢ができず、日本は終わっていませんか?」というコメントに対して、日本の格差拡大を嘆くコメントや、自分で選んだ職場なのだから、文句があれば辞めればいいといった、批判的なコメントなど、さまざまな角度から意見が寄せられていました。今回は日本の格差拡大の実態をデータで確認しつつ、本連載のタイトルでもある「お金の育て方」について、今後どうすべきか書いていきたいと思います。
株式投資に興味を持ったさまざまな理由、経済アナリストの著者の場合
キッカケは思わぬところにある
老後資金2,000万円問題をキッカケとして、証券会社の口座開設数が増えたり、金融機関のセミナーに参加する人が増えているそうです。なかなか金融教育を受ける機会がなく、資産運用と接点を持つ機会も少ない日本人が投資に興味を持つキッカケになったことは確かです。では、今回の問題より前に投資に興味を持った個人投資家はどのようなキッカケだったのでしょうか。筆者の場合とキッカケになりうるいくつかの事例を紹介しましょう。
金融機関との正しい付き合い方とは?
自分のことは自分で守る
これから投資を始めようと思っている方と話していると、よく聞かれる質問の一つに「金融機関とはどう付き合えばいいのですか?」が挙げられます。どう付き合えばいいのか、という質問に最初は驚いてしまったのですが、その真意はネットで色々と調べていると、金融機関に騙されたり、高い手数料を払わされたりする否定的な記事を見かけ、信じていいか不安ということでした。たしかに、必要のないものを営業されたり、他で買えばもっと手数料が安かったのに、と後から気づいた経験のある人もいるでしょう。今回は筆者の考える金融機関との付き合い方を紹介したいと思います。
個人投資家はどのようにして銘柄を選ぶのか?
銘柄発掘方法は十人十色
先月は株式投資をメインとしている個人投資家の集いに参加させてもらう機会が多くありました。 東京・名古屋・大阪と周るなかで、偶然だとは思いますが、個人投資家が銘柄を選ぶ際に重視しているものが地方ごとにきれいに分かれていて、非常に興味深かったのです。3地域でそれぞれが重視してた点と、一方でどこも共通して大切にしていた点。今回はこちらを例に4つのポイントについて共有していこうと思います。