はじめに

最近のマンションは「使うだけで片づく家」?

最近は、家事動線や収納を考えた間取りがとても進化しているのをご存じでしょうか。特に反映されているのが、新築マンションです。近頃の新築マンションは“間取りのプロ”が考えたベストな空間に設計されているため、何をどこに収納するか自分で考えなくても、「そのまま使うだけで片づく家」になりやすいといえます。

具体的に、新築マンションの収納設備例を挙げてみましょう。

【玄関収納】
特にお子さんのいる家庭でポイントとなる玄関は、一般的に大きなシューズクローゼット、ゴルフバッグやベビーカー・子供の外遊びの道具など外に持ち出すものを置くためのスペース、レインコートや傘を乾かすことができるクローゼットスペースが設けられています。

【クローゼット】
衣類の収納は、中で着替えもできるハンガーラック付きのウォークイン・ウォークスルークローゼットが人気です。しまうときは服をひっかけるだけ、取り出すときもサッと選びやすいため、洗濯や洋服選びがスムーズ。家族全員分の上着から下着まで1ヵ所に集中させることができ、そのままそこで着替えられるため、他の部屋に洋服を持ち込まなくなり、脱ぎっぱなしの防止にもなります。

【その他収納】
キッチンには、棚の奥にも無理なく手が届く引き出し型の食器入れ、ゴミ箱を目隠ししつつ丸ごとしまえるゴミ箱専用収納、廊下には掃除機を入れられるスペースがあるなど、「使いやすさ」「見せる・隠す」「使う場所のすぐ近く」など、用途に合わせて一工夫された収納が、生活・家事動線を配慮した間取りに合わせて設置されています。

収納設備は種類が豊富です。上記はほんの一例で、物件ごとに、工夫されたさまざまな収納設備が設けられています。

「こだわり部分」をしっかりチェック

では、家事動線がよく考えられ、最新の収納設備が反映されたマンションを選ぶには、どんなことに注意するとよいでしょうか。
平米数の広さをだけを見て物件を選ぶのではなく、どこにどんな収納スペースがあるかを確認するのがオススメです。各部屋にクローゼットがあるか、上記のように玄関や廊下に収納スペースが設けられているか、をまず間取り図でチェックしましょう。

間取り図では、収納スペースの広さはわかっても、どんな収納なのか使い勝手まではわかりません。そこで、室内写真(イメージ図)や、モデルルーム見学の際に、どんな収納設備なのか、棚の高さや容量は収納したいものにマッチしているかを確認するようにしましょう。

普段使うモノ以外に、収納スペースの確保が必要なものがあるならば、それを念頭に置いて対象の収納設備が充実しているか、見てみましょう。たとえば、キャンプが好きな家族でアウトドアグッズをたくさん持っている場合は、玄関回りの収納スペースが十分かどうか、しっかり確認しておきたいところです。

その物件の一番の売り(長所・こだわり部分)は、内見時に営業担当が説明してくれます。家事動線や収納設備にこだわっている物件は、こだわりのポイントを熱心に説明してくれるので、ぜひ耳を傾けて聞いてみてください。


まずはモデルルームに行ってみて、新しい住まいでの暮らしをイメージしてみてください。自分が使いやすいと思う収納設備や家事・生活導線がスムーズになる間取りの家が、きっと見つかります。


とはいえ、どこのモデルルームに行ったらいいかわからない、どんなマンションが自分たちに合っているのかわからないという場合は、「家探しのプロ」を活用するのも手です。


スーモカウンターは全国151店舗以上(2019年6月末時点)。予算・要望にあった新築マンションを紹介し、選ぶ際のポイントや今回お伝えしたような見学時のポイントもお伝えします。

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