はじめに

勝率を爆上げする「たけぞう流」銘柄の探し方

自社の株を買うのはインサイダー取引になりませんか? と心配する人がいるかもしれませんが、大丈夫です。

インサイダー取引は株価に影響するような情報を投資家に公開する前に知っていて売買した場合に当たります。ですから、そのような情報がない場合、もし、情報があっても公開後に売買すればインサイダー取引にはなりません。

投資先についてアドバイスを求められることがあります。相手が投資初心者なら 「ご自分の会社の株はどうですか?」と聞くと、なかには「えっ!」と少し驚いたような顔をする人もいます。

次に「ご自分の会社はこれから伸びると思いますか?」と聞きます。

たいていは「はい」という返事。そこで「ご自分の会社に投資しては?」というと、「なるほど。わかりました。まず、自分の会社の株を買ってみます」となります。

勤めている会社なら財務から何から、よく知っているはずです。

身近なところから銘柄を選択するのが一番、よいのです。

フードサービス業界にいるなら、外食、中食、食材、調理設備等々、関連企業の動向がよくわかるはずです。

取引先で世間話ができれば「最近、景気はどう?」と、ちょっとした会話から、投資のヒントを得ることができるかもしれません。

専業主婦でも、日常の買い物に利用するスーパーで、どこのメーカーのスナック菓子や食品が、棚の占有率が高いかを確かめればいいでしょう。さらに新商品が売れているかも棚を見ればわかります。

身の回りのことを少し気に掛けるだけで投資先は見つかります。

初心者が無理をして、まったく知らない世界の企業を選ぶ必要はないのです。

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