はじめに

どうして専業主婦になるのは難しいと想像できないのか? 

この専業主婦希望ですが、婚活において年齢の高い女性ほど、実現可能だろうと思い込んでいる、もしくは目指している傾向が見られます。「そんなに非現実的なはずがないでしょ?」という思い込みが強い傾向があります。
それは一体、なぜでしょうか。

もう一度、先ほどのグラフを見てください。

非農林業において、専業主婦世帯と共働き世帯が半々となったのは1995年前後です。つまり、そのあたりで生まれた子どもは、現在まだ25歳なのです。もっというと25歳以上の男女の両親は、非農林業であれば、専業主婦世帯の方が多かったのです。

1985年あたりをみると、専業主婦世帯の方が1.3倍程度、1980年ともなると専業主婦世帯の方が共働き世帯より2倍弱も多く、令和時代の今とは状況が完全に逆転している様子がわかります。

1985年に生まれた男女は現在35歳、1980年に生まれた男女は40歳です。つまり、年齢が高い女性ほど、母親が専業主婦である割合がどんどん高くなり、「私のお母さんだって専業主婦なのだから」という親ロールモデルの呪縛に縛られやすいのです。逆に、男性も同じことが言えます。年齢の高い婚活男性ほど、女性側の選択基準は所詮年収なのだ、という発想に縛られがちです。

時代変化を受け入れられる柔軟さが必要

婚活中の女性が婚活疲れしないために、親ロールモデルに縛られない、ということは非常に大切です。
結婚相手はあなたのお父さんではありません。また、あなた自身はお母さんとは別の人格であって、お母さんではありません。

これまでお母さんと同じ時間を過ごしてきたとはいえ、年齢軸でみれば「同じ年齢で別の時間を生きている」のです。このことにしっかり目を向けた上で、何を捨てた上で(ここが大事です)、何を得たいのか、よく考えてほしいと思います。

「今に目を背けずに生きる」ことで得る結果こそが、あなたを借り物ではない、本当の幸せに導いてくれると思います。

この記事の感想を教えてください。