“後発携帯キャリア”楽天の三木谷社長が自信満々のワケ
都内のマル秘施設に潜入取材
都内某所。二子玉川ライズに壮大な本社ビルを構える楽天の関連施設とは思えないほど、何の変哲もないビルの中に、お目当ての施設がありました。今年10月からの“第4の携帯キャリア”としてサービスを開始する、楽天グループの楽天モバイルネットワーク。同社が2月20日に公開したこのビルの中には、最後発から巻き返しを狙うための秘密兵器が配備されているのです。現在、料金もサービスも画一化している携帯業界。楽天の参入によって新たな競争が生まれ、ユーザーにとって、より安く、より使いやすい環境が整うのでしょうか。グループの総帥、三木谷浩史・会長兼社長も出席した内覧会から、巻き返し戦略を解き明かしてみます。
転職“売り手市場”も終盤戦?中途採用の需給に異変あり
「doda」の最新調査をひも解く
ここ数年、さまざまな職場で深刻化している人手不足。アルバイトによる不適切動画の撮影・公開が相次いでいる背景にも、この深刻な人手不足に伴うバイト人員の質の低下やバイト教育の不徹底を指摘する声があります。他方、こうした人手不足を受けて活況を呈しているのが転職マーケットです。求職者にとって有利な“売り手市場”が続いており、パーソルキャリアが運営する転職サービス「doda」がまとめた最新のレポートでも、転職求人倍率は高水準をキープしています。しかし、パーソルキャリアは同じレポートで「転職市場にやや変化がみられるようになってきた」とも指摘しています。中途採用のマーケットに、どんな変化が起きているのでしょうか。
2019年の中国経済を左右する「5G」投資の現状とは
「中央経済工作会議」を読み解く
「中央経済工作会議」をご存知でしょうか。中国共産党と中国政府が年に1度、翌年の経済政策運営の基本方針を決める会議で、毎年12月に2~3日間の日程で開かれます。党指導部や閣僚、地方政府や大手国有企業だけでなく、軍の幹部も参加して経済成長率や物価など経済運営の目標を議論する重要会議の一つで、中国の株式市場に与える影響も大きいです。今回は、2018年12月に行われた「中央経済工作会議」の内容から、中国株式市場の見通しについて考察してみます。
節約マニアがお金を貯めるためにやめた習慣
節約すること、しないこと
節約マニアや節約家は、すごくケチケチしていたり、特別なことをしていると思うかもしれませんが、習慣が少し違うだけで、大変なことをやっているワケではないのです。習慣は性格や生活環境によって大きく変わるので、人がやっているから正解というものでもありませんが、今回は実際に筆者がやっていることや、講演やセミナーのときに参加者から出た話を紹介します。自分に合ったやり方を見つけてみてくださいね。
家族全員のiPhoneを見直したら料金が3分の1以下になったワケ
思い切って変更したら料金の大幅削減に成功
「日本の携帯料金は高すぎるので、あと4割は下げられる」という政府要人の発言がありましたが、月々のスマホ代に不満を抱える人は多いかと思います。話題になった格安スマホは、メリットの他デメリットもあり踏みとどまっている人もいることでしょう。今回は筆者がスマホ代を削減した方法についてお話しします。
新型iPhoneの審査に落ちる人が続出してしまう根本理由
料金滞納が理由ではない?
毎年ほぼ恒例となっている、9月のiPhone新機種の発売。今年も9月21日にiPhone XSが発売されましたが、例年とは別の側面が話題となりました。今年は、分割払いの審査が通らず、買えない人が出ているということがインターネット上で話題になったのです。なぜ、今年に限ってそんなことが起きているのでしょうか。
企業が財テクに走り、3Kが嫌われ始めた時代
お金のことば43:経済のバブル語(1)
ここ最近のマスコミでは、バブル時代の文化や社会風俗を振り返る企画をよく見かけます。来年の改元を控え、平成を総括する機運が高まっているのでしょう。そういえば平成は「バブル景気から」始まった時代だったのです。そこで本連載でも、バブルを象徴する経済関連の言葉――ここでは便宜的に「バブル語」と呼びます――を振り返ってみたいと思います。今回はその第1回(全3回)です。
毎月コツコツ貯められない…貯金はボーナス頼みでもOK?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は前野彩氏がお答えします。社会人2年目になり、忙しかった1年目の反省から、お金の管理を始めることにしました。現在、会社寮で一人暮らししており、毎月2~3万円の貯金をしていますが、友人の結婚式やら引っ越しやらで、貯金がすぐになくなってしまうような状態です。そんな中、ボーナスで1年分の貯金額になりそうな金額が振り込まれました。それほどお給料が上がることも期待できない中、今後、貯金はボーナス頼みになるような気がしています。今の生活で、さらに節約をするとなると、職場での付き合いや長期的なキャリアのためにやっていることを削ることになってしまうのですが、ボーナス頼みの貯金は再考したほうがよいのでしょうか。〈相談者プロフィール〉・女性、20代前半、未婚・職業:会社員・居住形態:会社寮・手取り世帯月収:26万円
離婚後の生活費はいくら?シングルマザーの賢い貯金術
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。現在、夫婦共働きですが、離婚を考えています。ただ、結婚してから今まで、夫からの援助などはほとんどなかったに等しく、現在60万円程度の貯金しかありません。転職と離婚、そしてシングルマザーとしての生活には大体どれくらいのお金が必要になってくるのでしょうか。また、子育て中に上手に貯金するコツも教えていただきたいです。〈相談者プロフィール〉・女性、20代後半、既婚、子供1人(2歳)・現在の手取り収入:15万円(妻のみ)・現在の支出:15万円・総金融資産:現金と不動産がありますが、それぞれ夫所有、父会社所有・負債:夫名義の住宅ローンが3,000万円・保険:生命保険、個人年金保険に加入
転職で年収が220万アップ、これを機に資産運用を始めたい
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。転職で年収が420万円から640万円に大きくアップしました。今までなかなか貯蓄できない状況でしたが、これを機に老後も考えた資産運用をしたいと思っております。現状は下記の通りです。職業:ITコンサルタント(前職はSE)年収:640万円(基本給592万円、手当48万円)住宅:賃貸10万円貯金:350万円個人年金:月13,500円(65歳満期で600万円)医療保険:月2,800円(掛け捨て)新しい会社では「持株会」と「確定拠出年金」が利用でき、下記の割合まで運用できると説明を受けています。【持ち株会】月々基本給の10%まで(1口1,000円あたり50円の利息)【確定拠出年金】月々基本給の6%まで現在は独身ですが、将来的に結婚したいと考えている女性はいます。ただし、子供をつくることは考えていません。資産運用は老後を目的として考えていますが、それまでに住宅を購入するかもしれないので、老後にならないと利用できない資産ばかりではマズイとも思っ
採用イベント大盛況、「スポーツビジネス」就職の現実
激務のイメージは本当か
5月25日。東京・飯田橋のイベントホールは平日の昼間にもかかわらず、大勢の来場者でごった返していました。企業別のブースとプレゼンテーションのステージに分けられた会場レイアウトは、ごく一般的な就職・転職イベントと同様です。しかし、プロスポーツのユニフォームやスポーツ選手の等身大パネルが飾られるなど、一般的な採用イベントより華やかな雰囲気が漂っていました。この日、開催されたのは、プロ野球のパ・リーグ6球団とパシフィックリーグマーケティング(PLM)が中心となって企画した「パ・リーグ キャリアフォーラム」というイベント。スポーツビジネス業界への転職を考える人向けの中途採用イベントです。憧れの競技・選手と身近な職場で働けるという魅力の一方で、環境や待遇はハードなイメージが付きまとうスポーツビジネス業界。実際のところはどうなのでしょうか。
「サービスに不安…」格安スマホは本当に節約効果がある?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は横山光昭氏がお答えします。妻が節約のために家族全員のスマートフォン(夫・妻・長男)を格安スマホに変えたいと言っています。ですが、私自身は仕事でスマホを使うため、つながりにくかったり、速度が遅くて使いにくい状況になることがとても不安なため、変えたくありません。また、格安スマホを使っていることを同僚に知られたらカッコ悪いと感じてしまいます……。妻や子どもだけ変えるという方法もあると思いますが、家族間通話が無料になるサービス等が使えず通話料が高額になってしまわないか心配ですし、パケットを使いすぎてインターネットがすぐ使えなくなるということも聞いたことがあります。最近はテレビCMなどでも格安スマホの会社をよく目にしますが、やはり常用することには不安があります。一方で、安くスマホを使いたいという気持ちもあり、迷っています。格安スマホにすると料金はかなり安くなるのでしょうか。変えてよかったと思えるのでしょうか。〈相談者プロフィール〉・男性、38歳、既婚(妻37歳)、
将来のために3000万円貯めたい…目標達成への近道は?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は花輪陽子氏がお答えします。看護師をしていますが、腰痛や背中の痛みがあり、肉体的に楽な職場に転職を考えています。ただ、転職をすると、今より収入が月5万円減り、家賃の高い部屋に引っ越さなければなりません。将来のため3,000万円を貯めたいと思っていますが、現在の預金は1,000万円しかありません。転職後に、残り2,000万円を貯められるか不安です。アドバイスよろしくお願いします。〈相談者プロフィール〉・女性、39歳、離婚して一人暮らし、子供なし・職業:会社員・住んでいる地域:東京都・手取りの世帯月収:25~30万円・毎月の支出の目安:15万円程度
海外移住の前にすべき、総資産1000万円の管理方法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する花輪陽子氏がお答えします。美味しかったレストランの優待から入り、いくつかの投資は行っていますが、まだ資産の大半を円預金で保有しています。流動性の点では望ましいと思っていますが、国際結婚し、時期不確実 (かなり近いかもしれない) な将来に夫婦ともども妻の出身国へ移住するかもしれません。不確定な海外移住に為替リスクが集中しています。移住に備えたポートフォリオと、その作り方について教えてください。〈相談者プロフィール〉・男性、29歳、既婚、子供なし・職業:会社員・居住形態:賃貸・住んでいる地域:神奈川・手取りの月収:20万円・毎月の支出目安:18万円(うち家賃8万円-補助3万円)・総資産1,000万円弱のうち、投資信託(新興国中心)と現物国内株に80万円ずつ、会社の財形住宅(年1%の奨励金)に250万円、残りが銀行預金です。
30代で年収1000万超えは意外と“普通の人” その心構えとは
ヘッドハンターの著者が語る
年収1000万――。税金・社会保険料などで300万ほど引かれるため手取りは思ったより少ないとか、児童手当の対象外になるとか、「感情的幸福度は年収7万5千ドル(1ドル=110円換算で約830万)がピーク」という研究結果がある(参考)など、意外にネガティブな話もありますが、それでもひとつの目標として目指す人は少なくありません。とりわけ、30代で年収1000万を得ている人は世代の人口比で約1%(参照:国税庁調査)と極めて少なく、「俺たち平均年収のサラリーマンとは住む世界が違う」とこぼす人もいます。しかし、ヘッドハンターとして1万人以上の転職支援を行ってきた夏目俊希さんは「そうした最初から優秀な人ももちろんいますが、割合としては“普通の人”がキャリアアップを重ねて年収1000万に到達するほうが多い」と語ります。では、“普通の人”からマネジャー、部長へと出世して年収が上がっていき、30代で1000万円に到達する人にはどのような特徴があるのか。夏目さんの著書『30代で年収1000万になる人、一生400万のままの人』(以下、本書)から一部を要約・抜粋のかたちでみてみましょう。
節約のプロが実践した“生活費見直しチェックリスト”
スマホ、電気代…暮らしの断捨離ポイント4
いつの時代も新しいサービスは登場しますが、それまで常識的に使っていたサービスには安心感があり、そこから離れるには多少の勇気が必要だったりもします。新サービスは使い方次第で、より大きな節約に結びつくものもありますが、次の一歩に踏み出した人だけが得をしているという場合も多いのです。今のままでも不便はない、手続きが面倒……と後回しにしていると損をしている可能性も!? 年のはじめに、もう一度自分の暮らし周りの膨らんだお金の見直しをしてみませんか?
ワークシェア、副業解禁・・・来年こそ働き方を変えてみる?
担当編集者が語る書籍シリーズ
日常生活や生き方を通して、お金の価値観・人生観を考えるきっかけになるような話題の本をMONEY PLUS編集部がピックアップ。書籍の担当編集者に読みどころやこだわり、制作秘話などを語っていただきます。今回は、小暮真久著『人生100年時代の新しい働き方』をご紹介します。
楽天、携帯事業に本格参入のなぜ 挑む“新参者”の覚悟
ソフトバンク対抗網は完成するか
楽天が4Gの周波数帯取得に向けて総務省に申請することがわかりました。簡単にいうと全国に自前の携帯電話ネットワークを構築し、本格的な携帯電話事業に参入するということです。これまで大手3社に集約されていた携帯電話事業に第4のプレイヤーが登場することで、業界では再び競争の激化が予想されます。しかし、楽天はなぜ今、携帯事業に本格参入するのでしょうか? 戦略の意図を考えてみたいと思います。