急速に広がる電子マネー、親はどう受け入れる?
食わず嫌いでは済まない時代に
新年号が令和に変わり、日銀券も新しく生まれ変わることになりました。現金はまだまだ身近なお金ですが、今秋に予定されている消費税の増税に伴い電子マネーの普及はこれまでにない速さで広がりそうです。昨今、問題も起きている電子マネーですが、だからといってこの流れは止まらないでしょう。
日本で生かせるか、“キャッシュレス先進国”中国からの警鐘
どうすればうまく付き合える?
デジタルネイティブである2000年代生まれが大学生になりつつある中国。彼らは経済的にも物質的にも豊かな子供時代を過ごしており、消費意欲が旺盛です。しかも、モノを買って現金で支払ったことがほぼない「財布を持たない」世代でもあります。日本でも国を挙げてキャッシュレス化が進められていますが、金融リテラシーが形成されないまま進めばどうなるのか。キャッシュレス先進国である中国の若者のお金事情を紹介します。
キャッシュレス化に逆行?イオン「レジATM化」の思惑
まずは郊外・地方の43店で導入
本州・四国でイオン、イオンスタイルを展開しているイオンリテールが3月29日、レジで少額の現金を引き出すことのできる「キャッシュアウトサービス」を4月から開始する一部店舗を公表しました。政府主導で推し進めようとしているキャッシュレス化の動きとは正反対に映る、この取り組み。どのような狙いが潜んでいるのでしょうか。
オフィス内コンビニ「プチローソン」がキャッシュレスな理由
メリットは「小銭が不要」だけじゃない
設置型オフィス内コンビニ「プチローソン」が、2017年7月3日(月)より、東京23区先行でサービスを開始しました。そのねらいや、交通系電子マネーなどだけのキャッシュレス決済にした理由などを、プチローソンの担当者さんに伺いました。
キャッシュレス時代、お財布の中身もアップデートしよう
スッキリ財布がイマドキな気分
朝、家を出てから、夜、帰宅するまでの行動を振り返ってみると、昔と比べて現金を使う場面が減ってきていることに気がつきませんか? 通勤には「Suica(スイカ)」を代表とする交通ICカード、社員食堂でのランチの支払いはICコードが搭載された社員証を、帰宅途中で立ち寄るコンビニでも、タクシー代を支払う場面でも、スマホをピッとかざして支払い完了。こんなキャッシュレスの時代ですから、お財布の中に入れるべきものも変わってきているはず。そこで今回は、イマドキのお財布の中身について考えてみましょう。
投資は早めがいい?30代で考える資産形成
今、なぜ資産運用が必要なのか
金融広報中央委員会の調査結果(「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査]」平成27年調査結果)によると、老後の生活を心配していると答えた世帯は、「非常に心配」と答えたのが39.6%、「多少心配」と答えたのが41.0%、合計すると80.6%にもなりました。不安の理由については、「年金や保険が十分ではない」と答えたのが72.5%と最も多く、老後の資金に関する不安が大半を占めていました。では私たちの定年退職後、主な収入源となる公的年金は、なぜ十分な額を期待できないのでしょうか。また、老後の資金対策として今から資産形成するうえでは、どのような考え方で、どういう商品に資産を配分していけばよいのでしょうか。特にまだまだ資産形成を考えることが少ない若い世代の人に向けて、本記事では簡単に紹介したいと思います。
デビットカード徹底解説
デビットカードは日本で流行るか
最近、インターネットバンクを中心に「デビットカード」という言葉をよく耳にします。カードで決済して買い物ができる特徴は、最近すっかり生活に浸透した「クレジットカード」と似ていますが、どのような違いがあるのでしょうか。
企業の巨大買収が失敗に終わる3つの理由
三菱地所、パナソニックでかつて巨大買収が足かせに
年配の方は覚えていらっしゃると思いますが、バブルの真っ最中に日本企業が世界的な企業を買いあさった時期がありました。三菱地所がニューヨークのロックフェラーセンターを買収し、ハリウッドではソニーがコロンビアを、松下電器産業(現・パナソニック)がユニバーサルを買収し、それぞれ一躍、世界戦略を展開したと言われたものです。結果を見れば、ニューヨーク市民の大きな反感を買ってまで買収したロックフェラーセンターはバブル崩壊で莫大な赤字を出し、14棟のうち12棟を手放すことになり、投資としては失敗に終わりました。松下電器産業も、6年後には8割の株式をカナダのシーグラムに売却する結果に終わりました。ユニバーサルは松下電器産業の保有期間中はそれほどパッとせず、経営の足をひっぱって終わった印象です。売却後にユニバーサルスタジオが脚光を浴びるようになったことを考えると、悪いタイミングで損切りをしたと言われますが、株式保有中の6年間は、なんとかその損失から逃れたいと経営陣は頭を抱えていたのです。
マザーズ崩壊!?需給相場から業績相場へ
ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
新興のマザーズ市場が崩壊しています。これまでマザーズ市場は、調整する日経平均を横目にぐいぐい上昇し続け、5月上旬には約9年ぶりの高値圏にいました。そのけん引役になっていたのが、マザーズの代表格「そーせい」というバイオ医薬品株。そーせいが旗振り役になり、「ブランジスタ」や「ジグソー」など個人投資家に人気が高い銘柄もバブル上げしていました。それが5月16日、突然の崩壊が始まりました。そのきっかけとなったのが……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
少額・スマホで簡単にできる外貨預金
銀行でできる外貨預金という選択肢
2016年2月、10年国債利回りがマイナスとなり、さらなる低金利時代に突入しました。一方、銀行の預金残高は年々増え続け、全国の銀行の預金残高は、684兆円に達しています(一般社団法人全国銀行協会「全国銀行・貸出金等速報」2016年4月末)。そんな時代だからこそ、働いて得た収入を銀行に預けるだけではなく、効率的に運用していく視野とスキルが必要になってきているのではないでしょうか。しかし、いきなり株や投資信託などの投資商品にチャレンジするのはハードルが高いもの。そこで、銀行でできる外貨預金という選択肢を検討してみてはいかがでしょう。三菱東京UFJ銀行では、まさに今、外貨預金(米ドル)の為替手数料が0円になるキャンペーンを実施中。スマホやパソコンなどネットでできるというのも手軽です。外貨預金とはどのような商品なのか、三菱東京UFJ銀行のご担当者に話を伺いました。
円高はどこまで……とか考えても無駄
ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
円高はどこまで進むんでしょうか。4月末に111円台だったドル円は、わずか数日で105円台まで急落しました。1月には121円を付けていたのに、この円高っぷりは、スーパーで売っている牛乳が158円から198円になっていたのと同じくらいショッキングな出来事です。別に円高だからじゃなく例えて言ってるだけです(笑)。日銀が追加緩和を見送ったからだとか、ゴールデンウィークの休みをついてヘッジファンドが円高を仕掛けただとかいろいろ言われていますが、足元では、麻生大臣の口先介入で円高は一服しています。さらなる円高というのはなさそうですが、勝手に僕の予想を言わせていただくと、短期ではまだ円高傾向を抜けたとは言い切れないですが、日米の金融政策を考えると長期ではやはり円安傾向なのかな、なんて思っています。でも、この予想、どうせ当たりません。それでは……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
5月のおすすめ株主優待
株主優待女子・小森美紀おすすめ
株主優待マニアの小森さんお気に入り、女子ならではのオススメ株主優待は?
遺言書のない相続が相続争いを生む理由
相続争いを引き起こしやすいのは?
亡くなった方の遺産を相続人が分け合うときの分割方法は、「遺産分割協議」か「遺言書」によって決まりますが、相続争いを引き起こしやすいのは遺言書のない「遺産分割協議」の方です。遺産分割を巡るトラブルは年々増加しており、相続の「相」を「争う」に掛け合わせて「争続」という言葉まで誕生してしまいました。事実、全国の家庭裁判所へ申し立てのあった遺産分割トラブルの件数は、平成12年度の8889件から、平成26年度には1万2577件と約4割増加しています。このような背景からか、相続を巡って家族の絆が壊れてしまうことのないよう、新聞等のメディアでも遺言作成への関心が高まっています。遺産分割において相続争いが起こりやすい理由と、遺言書作成の基本を理解しましょう。
民泊の営業解禁がビジネスマンに与える影響
旅館業法で違法とされていた民泊営業の全面解禁
民泊営業がいよいよ全面解禁に政府の規制改革会議が5月19日に80項目の規制緩和策を盛り込んだ答申を安倍首相に提出しました。今回で4年目の答申ですが、目玉としては、民泊営業の全面解禁が注目されています。報道によれば政府は今年度内の法整備を目指すようです。民泊とはホテルや旅館ではない一般住宅に旅行者を泊める行為で、アメリカで始まったインターネットサービスのAirbnb(エアビーアンドビー)によって、日本でも普通の人が簡単に、海外からやってくる旅行客を泊めることができるようになり、ここ数年で一気に広がりました。時を同じくして、インバウンドブームが起き、東京や京都、大阪といった人気の観光地では外国人旅行客を泊める宿泊インフラが足りなくなり、これまで数千円で泊まれたはずのビジネスホテルの料金がピーク時には2万円を超えるなど、宿泊施設の供給不足も問題になりました。2020年の東京オリンピックを前に、ホテルだけでは宿泊キャパシティが足りなくなることは明白なため、これまで旅館業法で違法とされていた民泊を、政府が禁止から解禁へとかじ取りを変えようとしているのです。
中古リノベーション物件の不動産的価値とは
不動産投資の新しい一手に注目
少子高齢化社会が到来し、年金財政の破綻も危惧されている昨今、ますます公的年金の受給がおぼつかなくなっていくことは予想に難くありません。老後の蓄えとして投資を考えている方も多いのでは……。そのひとつとして定期的な収入をもたらし、年金代わりの投資として注目を浴びているのが不動産投資です。アベノミクスの金融規制緩和や東京オリンピック開催の後押しもあり、多くのメディアで不動産投資が取り上げられています。この千載一遇のチャンスに資産形成目的で物件購入を考えている方も多いものの、気になるのが空室、家賃下落などの高いリスクです。そのような不安も多い不動産投資において、再生した中古物件の提案をしているのがリノベーションブランド「REISM」を展開するリズムです。なぜリノベーションは不動産投資に適しているのでしょうか? 詳しく話をうかがいました。
金持ちを探すには資産より純資産を見よ!
株芸人の株講座7
「財務の基本:『資産』とは金目の物のこと!?」では、お相手がいくら稼いでいて(収益面)、いくら持っている(資産面)のかを見てきました。さらに、もう一つチェックすべき点があります。それは、借金をしすぎていないか、です!会計上では借金を「負債」と言うんですが、いくら「資産」を持っていても、それ以上に「負債」をこさえていたらちょっと危ないですよね。大事なのは、その人(会社)の資産から負債を返したら、最終的に財産がいくら残るのかということ。その目安になるのが「純資産」なんです。まずは負債から……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
株主優待主婦おすすめ!5月株主優待(前編)
株主優待主婦ようこりんが教える
ゴールデンウイークも過ぎてすっかり暖かく、太陽も眩しくなってきましたね。5月優待銘柄は38社と4月に続いて少な目ですが、配当や優待利回り良いものも多いので今回は10万円以下でも優待がもらえる会社をピックアップしてみました。
フランスの履歴書からアレが消える日
差別根絶のために
日本の常識が世界の非常識となっている労働慣行日本では当たり前のように行われている労働慣行であっても、海外では違法とされていることがいくつもあります。たとえばアメリカでは、職場で同僚の年齢を聞いてはいけません。当然のように履歴書にも年齢は書きません。人種や性別だけでなく年齢差別につながる軽率な行動はご法度なのです。フランスでは昨年、真剣にあることが検討されたそうです。それは、履歴書に氏名を記載することを禁止する法案です。一定規模以上の企業を対象に、氏名を記載しない履歴書を義務化しようとすることが真剣に検討されたのです。昨年はそれが見送られたのですが、おそらく近い将来、この法律は成立すると思われます。