やらないを決めることから始める?“ニューノーマル”の経営者に必要な「意思決定のプロセス」とは?
すばやく行動し、軌道修正が重要
世界的に感染拡大した新型コロナウイルスは経済界にも大きく打撃を与えました。生活やビジネスはコロナ以前に戻ることはできず、“ニューノーマル”と呼ばれる新常態への変化が求められています。そこで、企業経営における意思決定プロセスも、時代に応じて変わっていかざるを得ません。コンサルタントで『オペレーション トランスフォーメーション』の著者である高砂哲男氏は、ニューノーマルを生き抜くためには「アジャイル」な意思決定が必要だと指摘しています。
実業家・渋沢栄一が貫いた「ビジネス」の原理原則
——挫折をものともせず、未来を切り拓いたその原動力とは……
2021年2月から放送予定のNHK大河ドラマ『青天を衝(つ)け』。主人公は「日本資本主義の父」と呼ばれ、2024年度に刷新される1万円札の顔=実業家の渋沢栄一(しぶさわえいいち)です。幕末〜明治という時代の大渦に翻弄されながらも革新的な挑戦を続け、生涯に500社を超える企業を設立。数多の公共事業や民間外交、慈善事業にも尽力しました。挫折をものともせず、未来を切り拓いたその原動力とは……。“伝説の外資トップ”としてビジネスの第一線で長年活躍し、現在は次世代リーダーの育成に力を注ぐ、新 将命(あたらし まさみ)氏の新刊『経営理念の教科書』に1つの答えがありました。※本稿は伊庭正康『経営理念の教科書 勝ち残る会社創りのための最強のツール 』の一部を再編集したものです。
人事労務の実務が捗るExcel関数は?
活用頻度が高い関数をピックアップ
どこの企業でも、人事労務業務を進めるにあたって独自のExcel帳票を作成していると思います。そしてほとんどの場合、過去の帳票をコピーして手入力した部分を削除し、ファイル名を書き換えたものをテンプレートとして使っていることでしょう。しかしそれでは、新しい機能を追加したいときに対応ができません。また「今はこれで動くからいいけど、いざというときのために何でこの関数で望む結果が表示されるのか知っておきたい」と思うこともあるでしょう。そこで「マイクロソフトでWindows開発に13年間従事したのち社労士資格を取得・独立した」という異色の経歴をもつ加藤秀幸さんの著書『人事・労務担当者のためのExcel&Wordマニュアル』(以下、同書)から、人事労務業務において活用頻度が高い関数の使い方をみてみましょう。※本記事は同書の内容を一部編集のうえ抜粋したものです。また、同書ならびに本記事の内容は「Microsoft365(旧称Office365)」をベースに2020年9月時点の情報に準拠して書かれたものであり、適用範囲はMicrosoft365およびOffice2013/2016/2019となっ
「他人と比べすぎる」自己肯定感が低い人のつらい共通点
「比べる」ことは悪いことじゃない
現役看護師であり僧侶でもある玉置妙憂さんは、日々亡くなっていく人々やその人を看取る家族に寄り添う活動をしています。最近では元気な方からも悩み相談を受けるようになり、その多くの悩みに共通しているのは「人と比べてしまうこと」だと言います。今回は「つい比べて落ち込んでしまったときの対処法」についてお聞きしました。※本稿は『心のザワザワがなくなる 比べない習慣』(玉置妙憂)の一部を再編集しています。
「大企業とベンチャーどちらを選ぶべきか」で見落しがちな視点
スペックや環境よりも重視すべきこと
「誰もが知っている大企業で働きたい!」「本当に優秀な人材はベンチャーに行くべきだ」……「大企業とベンチャー企業、どちらを選ぶべきなのか?」は誰もが一度は考えたことある問題でしょう。悩んでもなかなか正解が見つからないこの問題の考え方を『前向きに悩む力』の著者・午堂登紀雄さんに聞いてみました。
「目標未達」が続くとき、チームリーダーがとるべき行動とは?
真面目すぎるリーダーほど要注意!
チームの売上が伸びず今月も目標達成が難しい。メンバーのテンションは下がり、どんよりした雰囲気が職場に蔓延、さらに売上が落ちるという悪循環にハマりそう……。そんなときチームリーダーはどう振舞えばいいのか。チームとメンバーを救うには、どんな行動が求められるのか。「リピート率9割」の営業研修トレーナー、伊庭正康氏に、ピンチを乗り越えるためにリーダーがとるべき行動を聞きました。※本稿は伊庭正康『目標達成するリーダーが絶対やらないチームの動かし方』の一部を再編集したものです。
あなたの老後は大丈夫?深刻化する「認認介護」
——お金・体力・心の限界を超える前に介護保険制度の活用を
——国際アルツハイマー病協会(ADI)は、世界保健機関(WHO)と共同で、毎年9月21日を「世界アルツハイマーデー」、9月を「世界アルツハイマー月間」と定めて、認知症のさまざまな啓蒙活動を行っています。日本でも、「老老介護」「認認介護」などと呼ばれる高齢者や認知症の人どうしの介護が深刻化するなか、介護保険制度が見直されました。2021年4月からは、認知症の人も家族も安心して暮らせるよう、生活支援や介護予防などの施策が強化されます。※本稿は『〈図解〉2021年度介護保険の改正 早わかりガイド』をもとに再編集しています。
うつを再発させないために、上司や労務担当者はどうフォローすべきか
「復職後再発率ゼロ」の心療内科医に聞く
こころの不調で休職した従業員が職場に復帰するとき、いかに病気を再発させないようにフォローすべきか。職場担当者が果たすべき役割について考えます。(本稿は月刊『企業実務』2020年9月号の記事を転載したものです)うつ病などのこころの病による休職からの職場復帰はなかなかむずかしいとされています。しかし、職域の気分障害治療とリハビリテーションを専門に手掛ける心療内科医療機関のボーボット・メディカル・クリニックでは、これまで2000人近くの患者を診断し、復職後再発率がゼロだという。その経験をもとに、『復職後再発率ゼロの心療内科の先生に「薬に頼らず、うつを治す方法」を聞いてみました』を発刊した同クリニックの亀廣聡院長に、復職支援にあたって企業が押さえておくべきポイントを聞いてみました。
やる気のない部下が生き返る、「話の聞き方」6つのポイント
部下は上司をどう思っている?
『ゼロ秒思考』(ダイヤモンド社)などのベストセラーで知られるコンサルタントの赤羽雄二氏は、独自のコミュニケーション手法「アクティブリスニング」によって、多くの問題を解決してきました。これは、「相手の話を真剣に徹底的に聞き、適切な質問で話を掘り下げることによって、問題の本質を把握し解決に導く」手法で、「ただ聞くこと」「傾聴すること」とはまったく異なる方法です。アクティブリスニングの具体的なやり方については赤羽氏の新著『自己満足ではない「徹底的に聞く」技術』に譲りますが、ここでは、アクティブリスニングが部下とのコミュニケーションにおいてどのような効果があるのか、同書からピックアップします。※以下は同書CHAPTER3「部下のやる気を引き出すアクティブリスニング」の一部を再編集したものです。
話がまとまらない人と「要約上手」の決定的な差
「要約力の高さ」は仕事の成果に直結する
リモート会議やチャット、メール……オンラインでのコミュニケーションが一般的になったいま、必要とされるのは「短い時間で簡潔に伝えるスキル」。ダラダラと要領を得ない話をするのは、相手の時間を奪ってしまうことになり、ビジネスシーンにおいても最も避けたい行為のひとつです。そこで『9割捨てて10倍伝わる要約力』(山口拓朗:著)から、最短・最速のコミュニケーションで仕事の成果を最大化させる「要約力の高い人」になるコツを紹介します。※本稿は『9割捨てて10倍伝わる要約力』を再編集したものです。
逆境をチャンスに変える「雑草」。そのしたたかな生存戦略に学ぶ
強みを活かせる場所を選ぶべき
「雑草」といえば、抜いても抜いても生えてくるし、アスファルトのちょっとしたすき間からでも顔を出したりもする、強くたくましいイメージがあります。「雑草魂」という言葉にも、打たれ強さや、へこたれない心、といった意味が込められています。しかし、植物学者の稲垣栄洋氏によれば、雑草は他の植物との競争にとても弱く、「まともに戦ったのでは勝ち目がないので、競争力を求められない場所を選んで」生えているのだとか。私たちが持つ常識的なイメージとは違った一面があるようです。稲垣氏の著書『雑草という戦略』には、弱者としての合理的な方法によって、競争を避けて確実に子孫を残す、雑草の生き残り戦略が紹介されています。逆境も巧みに利用して繁栄する雑草たちの意外な生態には、私たちの人生やビジネスにも通じるヒントが隠れています。雑草が得意としている特殊な環境は「予測不能な激しい変化が起こる場所」である。もし、私たちが生きている現代が、予測不能な時代なのだとしたら……雑草の戦略が役に立たないはずがない。(『雑草という戦略 予測不能な時代をどう生き抜くか』「はじめに」より)
読書を通じて思考力を高めるには、どう読めばいいのか?
『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』(木山泰嗣著)より
「本を読むことで頭がよくなる」と昔からいわれますが、それも読み方次第。本の種類にもよりますが、別々の人が同じ本を読んでも・読んだ後に何の知見も感情も残らない・知識として新たな言葉を知る(でも、それだけに留まる)・思考を巡らせ、新たな見解が生まれるなど、結果として残るものはさまざまです。もちろん「単に時間をつぶしたかっただけ」など、読む目的によっては何も残らなくても問題ない場合があります。ですが、もし知見を得たり、あるいは思考を深めたいと思って本を手に取るなら、効果の高い読み方をしたいもの。そのワザの一部を『「記憶力」と「思考力」を高める読書の技術』(木山泰嗣著、以下本書)の内容を引き合いにしつつ、見てみましょう。
「ネガティブな感情」は自分を知るためのツール?不安や焦りとうまく付き合う方法
感情はコントロールしなくていい
ただでさえ変化が激しく先が見えづらい世の中なのに、新型コロナウィルスの感染拡大によって、ますます不安やストレスを感じることが増えました。不安は心をざわつかせ、ときにはネガティブな感情の連鎖に陥ります。そして、あまりにもネガティブな自分に嫌気がさして、「不安な気持ちを抑える方法があればいいのに」と考えてしまいます。ところが、心理カウンセラーでベストセラーの著書を持つ石原加受子さんによると、不安や怒りのようなネガティブな感情は、抑えたり、コントロールしたりすべきものではないそうです。石原さんはネガティブな感情を「自分を守るための貴重な情報」ととらえて、次のように述べています。感情によって、自分に何が起こっているのかがわかります。とくにネガティブな感情であれば、それによって、自分のどこに問題があるのかを探り当てることができます。感情は自分の問題点を見つけ出すツールなのですから、「感情を抑えたり、コントロールする」というのははっきり言うと間違っているのです。(『感情はコントロールしなくていい』p15より)では、たとえば「不安」という感情とはどう付き合えばいいのでしょうか。石原さんの著書『感情は
ZoomやGoogle Meetで使える「オンラインセールスのトーク術」
対面で行う従来のセールストークとはここが違う!
アフターコロナを見据え、出勤や勤務体系、オフィスの新しい在り方が模索されています。当然、営業活動もその一つ。従来の「アポを取り付けて相手方に出向いて対面で行う」というスタイルが、今後はZoomやGoogle Meetなどのオンライン会議システムを用いた商談にとって代わるとみられています。営業コンサルタントの横山信弘氏は、従来の「担当と会う→雑談でアイスブレイク→セールス後、相手方の社内検討を経て諸条件のすり合わせ」というフローから頭を切り替えなければならないと説きます。そのコツを「before→after形式」で書いた横山氏の著書『簡単だけど、一瞬で心をつかむ77のルール セールストーク力の基本』からpickupしてみてみましょう。※本記事は同書の一部を抜粋・編集したものです
元敏腕刑事が教える「隠し事を暴く」3つのテクニック
まずは自分から心を開くこと
被疑者が隠している事実を心から完全に反省し真実を言わせることを、刑事の世界では「完落ち」と言います。被疑者といえども、人には誰にでも言いたくないことがあり、それに対して刑事は言いたくないことを言わせなければならない立場にあります。ですから、取調べにおいて大切なのは、人と人との心の触れ合いです。そういった意味で、刑事は「コミュニケーションの専門家」と言えます。さまざまな職種や立場の方と接し、相手の心理を読んで、言いたくないことを聞き出すというスキルは、世の中の幅広い職業に活かせるのではないでしょうか。詐欺や横領、贈収賄、選挙違反などの事件で2000人以上の取調べを担当してきた元敏腕刑事であり、『元知能犯担当刑事が教える ウソや隠し事を暴く全技術』の著者・森透匡さんが、会社の部下や同僚、交際相手の隠し事を暴く方法を解説します。※本記事は同書の一部を抜粋・編集したものです
テレワークは朝1時間で9割決まる!生産性を上げてメリハリがつく「モーニングルーティン」のすすめ
「意思が弱い」と自分を責めないで
新型コロナウイルスの影響で不要不急の外出を控えるなか、テレワーク、時差通勤、遠隔教育 を始める人が増えました。テレワークによって「通勤時間がなくなりストレスが減った」という意見もある一方で、・メリハリをつけるのが難しくリフレッシュできない・「やろう!」と思っていたことはたくさんあるのに、ついダラダラして進まない・家族と一緒の部屋で仕事をしているので集中力が続かない・不安感からついTVやSNSでコロナ関連のニュースを見てしまい、仕事が止まるなどといった悩みもよく聞きます。今まで「通勤」「対面での仕事」「職場で同僚と一緒にデスクで仕事を頑張る」という、ある意味「意思」や「やる気」を出さなくても良い「強制力」によって、仕事の生産性を上げてきました。その強制力が急になくなり、自分でなんとか頑張らないと回らない状態に放り出されてしまったのが今なのです。そこで、朝活の第一人者であり『「朝1時間」ですべてが変わるモーニングルーティン』の著者・池田千恵さんに、テレワークでも生産性を落とさないタスク管理の習慣について聞いてみました。
書類選考で落ちる履歴書・職務経歴書にありがちな特徴とは?
ネット記事ではあまり見ない「応募書類に何を書いたらいけないか」のポイント
何らかの理由で退職して再就職をめざすなら、履歴書や職務経歴書を書かねばなりません。そのとき「”なぜ同業他社ではなく、その会社を選んだか“を書く」「自分の能力でどう貢献できるかを書く」などと言われますが、みなさんが本当に知りたいのはそんな当たり前の事ではなく「どこに気を付ければ”書類落ち“しないのか」ではないでしょうか。『それでも書類選考で落とされない履歴書・職務経歴書の書き方』(中園久美子著)を参考に、「落とされる履歴書・職務経歴書の特徴」を2つ、紹介します。
メンタリストに学ぶ「大勢の前でも緊張しない唯一の方法」
「ありのままで」が大事
大勢を前にしてスピーチやプレゼンをするときは、緊張してどうしても早口になってしまうものです。聴衆には神経質でせわしない印象を与えてしまい、話の内容も伝わりにくく、またそんな会場の雰囲気を過敏に感じ取ってますます緊張してしまう……。落ち着いて、ゆっくり話すにはどうすればいいのでしょうか。ロミオ・ロドリゲス Jr.さんは、『メンタリズム 最強の講義』の著書を持つメンタリスト。堂々とした心理術パフォーマンスで聴衆を驚かせる、話術のスペシャリストでもあります。ロミオさんは同書で「大勢の前でも緊張せずに話す、唯一の方法」を紹介しています。早速見てみましょう。