子どもにはお金の教育をしたい 、親子で始められる投資ってないですか?
まずは金融機関に口座を作ってみよう
2019年には「老後生活費2000万円」と話題になりましたが、人生100年時代には、人生設計を考えて、それに伴いお金についても学ぶことが必要です。子どもたちはまさに人生を100年かけて駆け抜けていこうとしています。そのためには経済的な裏付けが不可欠です。経済設計を学ぶにあたり、投資という方法を知ることで、社会や経済の仕組みにも興味を持ち、理解することができます。しかし、親がお金に対して深く考えずに生きてきたとしたら、いざ子どもにお金の教育をしたいと考えたときに、親である自分ではとてもできないかもしれないとあきらめていませんか。そもそも、学校では教わってこなかったお金のこと、無理はありません。そこで、親子で投資を始めてみたらいいのではないかと考えます。
2020年は日本における教育の節目の年、中学受験にも大きな影響はある?
数字から読み解く中学受験:連載第16回
中学受験に関する数字を森上教育研究所の高橋真実さん(タカさん)と森上展安さん(モリさん)に解説いただく本連載。2020年は"新指導要領元年"、日本の教育が大きく変わる年になりそうです。ニュースでも度々報じられた新たな大学入学共通テストの導入は知っている方も多いと思いますが、その他にも小学校ではプログラミング教育と英語が必修科目となります。中学受験では小学校で学んだことが出題されるため、これらの影響が反映されるのも時間の問題でしょう。どのような点が変わる予定なのでしょうか、それとも今のままの学習で充分なのでしょうか。今回の中学受験に関する数字…2020
子どもが大学生の頃には年金生活…教育費と老後資金の準備法
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、介護が終わり、これから子どもを授かりたいという共働き夫婦。ただ、もし子どもを授かることができたとしても、大学に通う頃には、夫は年金生活に入っています。教育資金と老後資金はどう準備したらよいのでしょうか。家計再生コンサルタントの横山光昭氏が運営する『マイエフピー』のFPがお答えします。義母を看取り、介護が終わったので、ようやく夫婦の時間を持てるようになりました。これから5年以内にできれば子どもを2人もうけ、10年以内に今の家(介護のために中古物件を購入し住宅ローン支払い中)をリフォームしたいと考えています。夫は再婚で、あと10年ほど養育費の支払いがあります。ですが、それ以外のお金は家計に入れてくれていて、私の収入と合わせて生活しています。支出もできるだけ抑える努力はしていて、毎月5万円ずつ積立貯金をし、余剰金も5万円ほど出せてはいますが、貯金可能額としてはこれで精いっぱいです。この先、子どもを授かった場合、子どもが大学に通う頃、夫は年金生活です。
2020年は「エドテック」元年?教育デジタル化の有望銘柄を探す
相場格言「国策に売りなし」に乗ってみる
デジタル化は今や世界的な潮流であり、さまざまな国や企業が取り組みを加速させています。日本の成長戦略でも「デジタル化」は重要なキーワードです。2020年は日本の教育業界にもデジタル化の大波が押し寄せようとしています。新しい時代を生きる子供たちに、どのような能力が必要とされるでしょうか。
イギリスの貧困や格差は他人ごとではない、英在住ブレイディみかこさんが語る現実
母と子の暮らしから見えてくる教育事情、経済問題
イギリス在住の中学生の生活を母の視点で綴ったエッセイ『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』。人種差別や子どもの貧困など、学校で起きるさまざまな問題を鮮やかに綴った本書は、2019年6月の発売からじわじわと人気を集め、11月には全国の書店員の投票で決まる「Yahoo!ニュース 本屋大賞2019」のノンフィクション本大賞も受賞しました。一見、育児エッセイともとられがちなこの作品。しかし、著者のブレイディさんも受賞の言葉として「『いま世界に何が起きているか』ということは、地べたの風景にこそ浸み出しています」と答える通り、母と子の生活を通してイギリスが抱える経済の問題や教育事情が浮かび上がってきます。そこには日本に住む私たちにとって、人ごとではない「子どもたちの未来」がありました。
英語教育への危機感は中学受験層にも、じわじわと増えているダブルディプロマ制度
数字から読み解く中学受験:連載第15回
中学受験に関する数字を森上教育研究所の高橋真実さん(タカさん)と森上展安さん(モリさん)に解説いただく本連載。いよいよ今年も中学受験まで2カ月を切りました。受験生のいるご家庭では、これからがラストスパート、一日一日が気の抜けない毎日だと思います。親御さんは、本命校はもちろんのこと、併願校についてもしっかり準備されているでしょうか。学校の情報は絶えず変わっていくもの。大学受験における英語の混乱もあり、中学受験でも英語教育を行う中高一貫校への期待が高まっています。ここにきて、相次いでダブルディプロマ・コースの開設を発表する学校が増えてきました。そもそもダブルディプロマ・コースとは何なのでしょうか?新しい英語教育の形と言えるのでしょうか?今回の中学受験に関する数字…×2
家庭科で「投資信託」の授業を導入へ、親と教員はどう向き合うべき?
新指導要領は日本人の金融観を変えるか
2022年度から施行される新学習指導要領では、資産形成指導の一環として「投資信託」に関する高校家庭科の授業が導入される予定です。老後2,000万円問題や人生100年時代など、老後のお金に関する心配事が尽きない昨今。高校生への投資信託の教育は、日本人の金融に対する考え方にどのような影響を与えるのでしょうか。
危険な投資とは?大切なお金を知らない人へ預けられるか
知らないものには投資しない
この数ヵ月、金融教育をテーマに議論する機会が増えていますが、日本で金融教育というと「投資教育」と「消費者教育」のどちらかに比重が偏る傾向にあります。前者は投資のための教育、後者は主に詐欺被害などにあわないための教育を指します。消費者教育の議論をしていると、危険な投資の話が出てくることも。しかし、筆者は投資自体を危険とすることについてはしばしば異論を唱えることもあります。今回は「本当に危険な投資は何か」について書いていきます。
医療界の最大の勝ち組!? 夫も実家も医師家系「ゆるふわ女医」のお財布事情
“パート勤務”と役員報酬で悠々自適
2004年度からの新研修医制度と、中途半端な女性支援に翻弄された「ロスジェネ女医」を前回は紹介しました。一方で、俗に「ゆるふわ女医」と称される女医も東京を中心に増加中です。具体的には、「医師夫を持ち、都市部に住んで、マイナー科(眼科・皮膚科など)を専攻し、時短やパート勤務で効率よく稼ぐ」女医群とされ、「当直・手術・救急・僻地勤務は一切いたしません!」が特徴でもあります。2018年に東京医大などで問題となった「医大入試における女性減点」の一因とも言われています。今回は、医療界で「最大の勝ち組」とも言われる、「ゆるふわ女医」のお財布事情を覗いてみたいと思います。※本稿は特定の個人ではなく、筆者の周囲の医師への聞き取りをもとにしたモデルケースです。
FPがオススメする、子どもと読みたい「お金と仕事を考える本3選」
秋の夜長に生きる力を育む本
人生100年時代、この言葉が当たり前のように使われています。今を生きる子どもたちは私たち親よりも長い年月を生きていかなければなりません。しかし、長い人生にはお金はつきものです。子どもにはお金について早くから触れさせたいと思っていても、何から始めればいいのかわからないことも多いものです。お金やお金を稼ぐことを考えるきっかけを作ってくれるのが本です。おこづかいを始めていない家庭も、すでに始めている家庭も、本を通して子どもとお金について考えてみてはいかがでしょうか。読み聞かせで子どもたちに好評だった絵本や、私が影響を受けた本などを紹介します。
つみたてNISAを始めるなら月いくら?積立が継続できる家計づくり
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、老後資金のためにつみたてNISAを始めたいという38歳の共働き主婦。いまの家計状況で始めても大丈夫か、貯蓄のうちどれくらいを投資に回していいのか知りたいといいます。FPの三澤恭子氏がお答えします。老後資金のために、つみたてNISAを始めたいと思っていますが、今の家計状況で始めていいものなのでしょうか? また始めても問題ないとした場合、月いくらほど捻出していくべきでしょうか? 銀行に預金している分のどれくらいをそのまま残し、どれくらいを投資にまわすべきなのでしょうか?〈相談者プロフィール〉・女性、38歳、既婚(夫:39歳、会社員)・子ども2人:6歳(小1)、3歳(保育園)・職業:会社員・居住形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:56万円・年間の手取りボーナス額:177万円・毎月の支出目安:56万円【支出の内訳】・住居費:9.2万円・食費:9万円(外食代含む)・水道光熱費:1.5~2万円・教育費:7万円(10月から3.7万円減)・保険料:
明治維新以来といわれる「教育改革」はなぜ今、必要なのか
次期学習指導要領が求めているもの
グローバル化の進展やAI(人工知能)・ロボットなどの技術革新によって、今後、社会が大きく変化することが予測されています。こうした時代を生きる子供たちのために、明治維新以来といわれる教育改革が進められています。見直しの対象となるのは“学力観”そのもの。いったい何を変えようとしているのか、そして、なぜ今変革が必要なのかをひも解いてみます。
予算は5年で9000億円超、「教育のICT化」で恩恵を受けそうな銘柄は?
迫る「学習指導要領」の全面実施
9月25~27日の日程でインテックス大阪において開催されていた「【関西】学校・教育総合展」に参加してきました。会場は活気にあふれ、次世代の教育について可能性を感じさせるものでした。会場には「教育ITソリューションEXPO」「学校施設・サービスEXPO」「STEM教育EXPO」の3つの展示会がされていましたが、ほとんどの展示が教育ICT(情報通信技術)と関連するものであったことが印象に残っています。今、教育の現場において、劇的な変化が起こりつつあります。これまで教育現場にほとんど導入されていなかったICTの活用が推し進められているのです。こうした状況になると、関連銘柄のパフォーマンス向上が期待されます。教育分野のICT化で恩恵を受けそうな企業の顔ぶれとはどのようなものなのか、考えてみます。
高校3年間でかかる教育費用を徹底解説! 親の収入で変わる支援制度
高等学校等就学支援金から塾・大学の費用まで
国などの教育に対する支援制度も随時変更があり、令和2年度は私立高校に通う生徒を対象とする、高等学校等就学支援金の引き上げが予定されています。既に高校生のいるご家庭、または、これから子どもの進路として私立高校も視野に入れたいというご家庭のために、高校生にかかる教育費やぜひ知っておきたい支援制度についてお伝えします。
青天井の教育費で家計は火の車、ボーナス補填でしのぐ日々
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、子ども2人の教育費に家計が圧迫されているという47歳の共働き主婦。教育費に月20万円以上かかり、月々の収入でまかなえずボーナスから補填する日々です。家計を立て直すことはできるのでしょうか? FPの當舎緑氏がお答えします。子どもの教育費に家計が圧迫されています。月々の収入ではまかなえず、ボーナスから補填しています。いまの家計内容を見直したく、ご相談させていただきました。受験が終われば少しは落ち着くだろうと思っておりますが、その後も学費が発生するので、そこまでラクになるとは思っていません。老後にも不安を感じています。住宅ローンは残り3年ほどで完済予定です。保険料は、負担が大きいので見直しをしましたが、夫の保険は60歳払い込みのため、このままの方がよいといわれております。化粧品は以前のものよりランクを落としたものに変えました。通信費は格安スマホなどを検討してみたのですが、実家の両親との家族割などもあるため、大手キャリアのままにしたいと考えています。水
親の元カレ元カノを知っていますか? 介護が始まる前にやるべきこと
「エイジング・リテラシー」と「親への理解」
介護支援ビジネスを手がける株式会社リクシスの副社長で、介護支援メディア『KAIGO LAB』編集長・酒井穣氏に、介護離職のリスクを伺った前回。質の高い介護のために必要なのは、「家族の愛」よりもプロの力。家族はプレイングマネジャーになってはいけない、というお話を伺いました。そして、酒井氏は介護が“当たり前”になる社会を目前にしたいま「私たち一人ひとりのエイジング・リテラシーをあげる必要がある」と指摘します。
高校・大学のダブル受験で家計が破綻?親子で考えるお金のこと
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回の相談者は、3年後に2人の子供の受験が重なるという43歳の共働き主婦。貯蓄は200万円、2人が私立になった場合に家計が破綻するのではと不安だといいます。FPのたけやきみこ氏がお答えします。3年後に子供が大学、高校のダブル受験を控えています。学資保険には加入しておらず、今のペースでは2人とも私立になった場合、確実に破綻するのではないかと不安です。家計を見直すために格安スマホも検討しましたが、光回線をセットで契約しているため難しいです。私の収入を増やすしかないと思い、正社員での転職活動を始めましたが思うようにいきません。何から手をつけていいかわからず、ご相談させてもらいました。よろしくお願いいたします。〈相談者プロフィール〉・女性、43歳、既婚(夫:45歳、会社員)・子供2人:16歳(高1)、12歳(中1)・職業:会社員(契約社員)・居住形態:持ち家(戸建て)・毎月の世帯の手取り金額:42万円・年間の手取りボーナス額:150万円・毎月の世帯の支出目安:40万円
長時間、塾で過ごすのはかわいそう?中学受験のリアル
数字から読み解く中学受験:連載第12回
中学受験に関する数字を森上教育研究所の高橋真実さん(タカさん)と森上展安さん(モリさん)に解説いただく本連載。中学受験といえば、その生活の中心となるのは塾通い。まだ小学生なのにかわいそう…と思う人もいるかもしれませんが、その通塾年齢は年々、低下しているともいわれています。一体、子どもたちは1日のどれくらいを塾で過ごすのでしょうか?今回の中学受験に関する数字…80×3×2+75×4×1