老後の不安を解消する、不動産投資成功のポイントは?
ライフプランから考える長期の資産運用
「人生100年時代」といわれるようになり、「老後の不安を解消する方法が知りたい」「自分に合った資産運用ってどんなものだろう」と考えている人が増えています。目先の損得ではなく、長期的な視野で資産運用を考えたときに選択肢のひとつになってくるのが「不動産投資」です。しかし、不動産投資とひとくちにいってもさまざまな方法があります。今回は、ファイナンシャルプランナーの川口幸子さんと東京都心の中古マンション投資を専門とする株式会社トラストの代表取締役・名鏡龍之介さんに、ライフプラン二ングから考えた資産運用の大切さと不動産投資の有用性についてお話しいただきました。
日銀「黒田マジック」、次の5年は何を期待?
実態なき神通力に過度の期待は禁物
日本銀行の黒田東彦総裁の続投が決まりました。就任当時の日経平均1万2,000円台が、3月8日時点で2万1,000円台と大きく上昇しており、株式市場的にはプラス評価でしょう。一方で日銀金融政策のマイナス影響への指摘もありますし、追加策が見当たらず限界論も聞かれます。そもそも日銀政策がどういう効果があったのか、次の5年に何が期待できるのでしょうか。
米国金融市場の混乱と円高の行方
金利・株価の乱高下は今後収束へ?
2月半ばにかけて米10年国債利回りが約4年ぶりの2.9%台に急上昇し、NYダウ平均株価も1,000ドル単位の上げ下げを繰り返す中、為替市場ではリスク回避を理由に“安全通貨”とされる円やスイスフランが全面高となりました。この間、平常時ならばドル買い要因となりそうな強い米経済指標や米金利の上昇、円売り要因となりそうな黒田東彦・日本銀行総裁の続投による金融緩和継続期待などもありましたが、市場はこれらを材料視せず、ドル円も一方的なドル安円高が進むと、約1年3ヵ月ぶりとなる1ドル=105円台半ばまで下押す場面がみられました。いったい市場に何が起きたのでしょうか。そして、このような動きは今後も続くのでしょうか。
消費税引き上げ後が買い時? 年収400万円台の住宅購入
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は深野康彦氏がお答えします。金利が低く、すまい給付金が受けられる間に住宅購入を考えていますが、物件の予算や金利の選択方法について日々頭を悩ましています。貯蓄は800万円ほどで年収は420万円。妻の収入も合わせると660万円くらいですが、引っ越すと保育園が決まりにくいご時世ですので私の年収だけで考えていきたいと思っています。重視しているのは以下のポイントですが、なかなか条件に合う物件は見つからず、途方に暮れそうです。・30年ローン(60歳までの完済目標)・住居費に関して現状以上の負担増を避けるため返済負担率20%を目指したい・選択肢を広げるために2,800万円で考えていたが、返済負担を上げたくないため2,500万円が限界と予想住宅ローンをうまくやりくりすることで返済負担を下げて、予算を上げられる方法があれば教えていただきたいです。(30代前半 既婚・子供あり 男性)
ネット銀行の口座はいくつ持ちがいい?
ネット銀行の賢い選び方
最近人気の「ネット銀行」は、基本的に店舗を持たないインターネット上の銀行。都市銀行や地方銀行と比べて、金利やコンビニATM手数料がお得だったり、ネット上で取引ができたりと、身近で使いやすくなっています。でも改めてネット銀行で口座を開設しようと思うとたくさんあって、どこがいいのか迷ってしまいますよね。忘れてはいけないのは、銀行口座の利用目的はお給料の入金と生活費の出金だけではないということ。将来のためにお金を貯めたり増やしたりするには、銀行口座の使い分けがポイントになります。銀行口座がひとつだと、シンプルという点ではいいことですが、管理や日常生活で不便なことも多くあります。では、銀行口座はいくつ持っているのがいいのでしょうか。自分にあったネット銀行の選び方を紹介しましょう。
最も選ばれ続けている住宅ローンはどこが画期的なのか?
低金利だけじゃない、うれしいメリット
人生において最も大きな買い物のひとつが住宅。その購入の際には、住宅ローンを活用する方も多いですが、大きな支払いになるからこそ「少しでもお得な条件で借りたい」と考えるのは当然のこと。2016年のマイナス金利導入以降は、住宅ローンの低金利化が進み、活況となりました。そんななか、とりわけ人気を集めているのが、「じぶん銀行」の住宅ローンです。比較情報サイト「価格.com」の「住宅ローン人気ランキング」では、1年以上に渡って首位を独走(2018年1月31日現在、固定金利・変動金利項目)。借り換えだけではなく、新規借り入れ先としても選ばれている、同ローン人気の秘密はどこにあるのか? じぶん銀行・コンシューマーファイナンス営業部の正藤清美さんと中村祐介さんを訪ね、その理由を探りました。
「AI外貨予測」で変わる、新しい資産運用のかたち
外貨取引は、人工知能でかしこく
三菱東京UFJ銀行とKDDIが共同出資し、2008年に設立された、じぶん銀行。フィンテックという言葉が生まれる約10年前から、携帯電話やスマートフォンに特化したネットバンクとしてスタートし、その地位を確立してきました。特徴は、取引のすべてが完結するスマートフォンアプリ、キャッシュカードを使わずに、スマートフォンのみでATM入出金を利用できる「スマホATM」、ネットバンクならではのおトクな金利・手数料など、ユーザー視点を追求した商品・サービスを提供していることです。そんな同社が2017年6月にリリースしたサービスが、為替の動きを予測する「AI外貨予測」です。「AI外貨予測」は、為替予測や外貨預金にどのような変化をもたらすのか、執行役員の榊原一弥氏にお話を伺いました。
お金を貯めるためにやってはいけない貯蓄、やるべき貯蓄
その貯蓄間違っているかも…
せっかく頑張って貯蓄をしても、努力が水の泡になってしまう「やってはいけないこと」があります。その一方で、やらなければ損してしまう「やるべきこと」も。マイナス金利でお金を増やしにくい今、どのような貯蓄方法がよいのでしょうか。
住宅ローン金利の見直し:借り換えすると“お得”な条件は?
5年前に借りた人でも得できるかも
家計改善をストレスなく継続するためには、毎月無意識に支払いがちな「固定費」を削減することが秘訣です。固定費は、住居費、通信費、保険料などが挙げられますが、中でも住居費は人生全体で考えても影響の大きな支出といえます。住宅を購入している人で住宅ローンを利用している人は、見直しに成功すれば数百万円の利息軽減につながる可能性もあります。金額の大きな費目を集中してチェックして、ラクに効率的な断捨離につなげられると嬉しいですね。
資産運用の基礎知識「債券ファンド」に潜む2つのリスク
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。債券ファンドについての質問です。債券は金利低下により債券価格が上がり、金利上昇により債券価格が下がると理解しています。金利上昇によって債券価格が下がったとしても満期まで保有していれば元本割れは発生しないことも理解していますが、国内債券型ファンドは複数の債券を組み合わせて運用し、ファンド自体の満期がありません。日本は金利低下が続いていたので、これまでは国内債券型ファンドを購入しても問題なかったと思いますが、今後、もし金利が上昇していく状況になった場合、国内債券型ファンドの基準価額はどのように推移するのでしょうか? 国内債券型ファンドを購入しても問題ないですか? また保有分は売却しなくても大丈夫なのでしょうか? 教えてください。(50代前半 既婚・子供2人 男性)
2018年は「値上げの年」? 私たちはどう対策すべきか
生活密着分野で価格改定が続々
2018年が始まって1週間が経ちますが、年末年始のニュースの中で、いろいろな商品・サービスの値上げのニュースが目に留まった方も多かったのではないでしょうか。しかも、中心的に取り上げられたのは、私たちの生活と密接に関係のあるものばかり。今後さらに値上げの動きが拡大することになると、2018年は「値上げの年」になるかもしれません。こうした商品・サービスの値上げにはどのような背景があり、私たちの暮らしにはどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
ドル安下での円高に警戒、2018年の為替相場見通し
平和な相場が2年続いた例はない
2018年相場が始まりました。2017年は株式市場の躍進やビットコイン急騰に沸いた一方で、為替相場への注目度が低い1年でしたが、新しい年のマーケットはどうなるのでしょうか。為替相場に詳しいみずほ銀行チーフマーケット・エコノミストの唐鎌大輔さんに、18年のドル円相場の見通しについて話を伺いました。
気になる老後資産、“現金神話”頼りで本当に大丈夫?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在59歳ですが、65歳からの年金額では充分ではないため、65歳以降に支給される安定的な収入源を、いまから準備しておきたいと思っています。現在、株式と投資信託を少し持っていますが、これらをいくつか売却し、老後準備を進めるためには、どのような投資や運用法がよいのかをご教示ください。株や投資信託で失敗した経験もあり、65歳以降のことを考えると「現金が安全かな」とも考えています。(50代後半 男性)
金利低下に一念発起、インデックス投資女子の目標
わからないことはSNSで聞いて確認
「個人投資家」と聞くと、お金持ちでマネーや経済に詳しい人を連想するもの。裏を返せばお金に余裕がなく、投資リテラシーがない人とは真逆の存在ということ。しかし、個人投資家のタイプはグラデーションだ。投資額や投資目標などを踏まえると、100人いれば100通りのスタイルがあると言っていいだろう。そこで、ここではプロではなく試行錯誤しながら資産形成を行う一般投資家、いわゆる投資ブロガーにインタビュー。投資のきっかけから、現在の投資方法に行き着くまでの経緯などを聞いた。
日本も他人事じゃない「米FRB議長人事」の影響度
タカ派かハト派かでこんなにも違う
おととい投開票が行われた衆議院議員選挙は、与党の圧勝に終わりました。これから11月1日の特別国会召集までの間、閣僚人事に関するさまざまな情報が飛び交いそうですが、世界に視野を広げれば、それ以上に注目を集めている人事があります。米国のFRB(連邦準備制度理事会)の新議長人事です。FRBはアメリカの中央銀行としての役割を担っており、その議長は、日本でいえば日本銀行の黒田東彦総裁にあたります。実は、FRBの新議長人事は日本の経済や金融にとっても“対岸の火事”ではなく、むしろ日銀の総裁人事と同じくらい、もしかするとそれ以上に影響の大きい、注目すべきニュースなのです。その理由と新議長人事の行方について考えてみましょう。
定期預金よりも“個人向け国債”を選んだほうがいい理由
手間をかけず、安全に資産を増やす
銀行に預金しても金利はほとんどつきません。生活資金は銀行の普通預金に預けておけばよいでしょうが、資産を増やしたいときには銀行の定期預金はあまり役に立ちません……。そこで、個人向け国債について検討してみましょう。
世帯年収1000万、資産があるなら繰上げ返済の必要なし?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は野瀬大樹氏がお答えします。10年前に新築で購入したマンションの住宅ローン控除が昨年終了しました。 一軒家購入に向けて貯蓄をしているところですが、住宅ローン金利がいずれ上昇すると思うと、繰上げ返済で負債を減らすか、5年前後に購入予定の新居の頭金用に貯めておくか、判断がつきかねています。また、小さい子供がいるので教育資金のことを考えると、手元の金融資産が減ることに不安があります。マンションはいずれ賃貸、もしくは子供に残したいので売却は考えておりません。アドバイスをいただければ幸いです。【家族】夫、私ともに30代後半、1歳になる子供。世帯収入は1,000万円弱。【住宅】平成19年築のマンション1LDK。独身時代に妻(私)が購入(名義もそのまま)。35年ローンで途中借り換えを行い、変動金利で、残債2,000万円ほど。【貯蓄】投資信託、保険商品、財形貯蓄などを合わせて1,500万円弱。海外資産はほとんどなく、国内投信がメイン。【将来】現在2人目の子供を検討中。どう
借り入れは「金利」で選ぶ プロが教える“お金の鉄則”
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナーが答えるFPの家計相談シリーズ。今回は内藤忍氏がお答えします。現在、自宅の購入を検討しています。その際に既存の借り入れをどうすればよいか悩んでいます。現状、以下の3パターンを考えています。(1)不動産投資用の借り入れを全額完済し、頭金は少ないかたちで自宅を購入する(2)投資用の借り入れはそのままにし、その分、頭金を多くして自宅を購入する(3)上記(1)と(2)の中間のかたちで自宅を購入する現在の資産としては、金融資産を約5,500万円。投資用に23区内のワンルームマンションを3室持っています。給与約800万円と不動産収入が240万円あり、投資不動産用の借り入れ残として約2,000万残っています(金利1.7%程度)。金融資産のうち、投資用の借り入れ相当額程度は預金やクレジット債で保有しているため完済は可能な状態ですが、それ以外はほぼETFや投資信託などのリスク資産で保有してます。どの選択肢も一長一短あるため、悩んでいます。最も妥当な選択肢はどれか、アドバイスをお願いします。なお、現在の月々のキ