今、なぜインカム投資か? 大切な資産を守る賢い選択
不安定な金融市場に振り回されない投資
トランプ相場で上昇を続けていた株式市場も一服、欧州をはじめ世界の政治情勢も予断を許さない状態が続き、マーケットには、にわかに不透明感が漂ってきました。先行きが読めない状況において、個人投資家が安定した資産運用を行うためにはどうすればよいのでしょうか。金融市場の動向に詳しいJPモルガン・アセット・マネジメント株式会社のグローバル・マーケット・ストラテジスト國京彬さんと、同社のクライアント・リレーションシップ・マネジャー上山宮子さんに、大切な資産を守る資産運用法をうかがいました。
米がシリアに59発のミサイル攻撃、株式市場への影響は?
市場急落の一日をレポート
「米国、シリアに59発のミサイル発射」2017年4月7日の午前10時頃、ショッキングなニュースが報道されました。シリアのアサド政権は、4日の早朝に国際的に禁じられているサリンなどの化学兵器を使用したとされ、アメリカのトランプ大統領は「シリアはいくつもの一線を越えた」とコメント。なんらかの厳しい対応をするということでしたが、わずか数日でこの予想だにしない決断です。トランプ大統領は声明で、「化学兵器による攻撃を罪のない市民に行った、シリアの空軍基地への攻撃を指示した」と発表し、シリアとの対立は決定的なものになりました。この恐ろしいニュースに為替市場は有事の円買いで反応、商品市場は有事の金買いと中東不安定化による原油急騰、そして株式市場も……。その際の市場の様子を後学のためにもレポートしたいと思います。※チャート図はイメージ写真です
外貨預金を始めたい 今、おすすめの国はどこですか?
FPの家計相談シリーズ
読者のみなさんからいただいた家計や保険、ローンなど、お金の悩みにプロのファイナンシャルプランナー(FP)が答えるFPの相談シリーズ。今回はプロのFPとして活躍する野瀬大樹氏がお答えします。ニュージーランド、オーストラリア、またはアメリカドルなど、外貨預金のなかではどれがおすすめでしょうか? 運用年数などのアドバイスもいただけるとうれしいです。(30代前半 既婚・子供1人 男性)
J.P.モルガン ストラテジストが語る金融市場の行方
個人はどう資産運用していくべきか
円安株高を演出したアベノミクス相場が失速するなか、マイナス金利の導入で個人投資家は資金の置き場を見失っています。方向感の見えない相場に対し、私たちはどう向き合っていけばよいのでしょうか。JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト 重見吉徳氏に、今後の金融市場の行方と、個人投資家が資産を守り増やすための心構えについて話を聞きました。
初心者にやさしいFX取引の自動売買機能が登場
自動売買プログラム「シストレ24 フルオート」
ここ数年の超低金利傾向のなかで、2016年2月にマイナス金利が導入。さらに預金金利の引き下げが行われました。貯蓄だけではなかなか資産を増やすことが厳しい今、ある程度の運用益を得たい場合は、株や投資信託などに投資する必要があります。しかし、その際には銘柄や種類などを選ばなくてはならないというハードルも……。中でもFX(外国為替証拠金取引)は、2つの通貨間の交換レート(為替レート)によって値が動くドルやユーロなどの通貨を値動きのあるものと捉えて売買する、ハイリスク・ハイリターン商品。初心者が行うにはなかなかハードルが高いものです。そんな投資初心者にうれしい商品が登場しました。それが、インヴァスト証券が開発し、2016年9月10日にリリースされた「シストレ24」のフルオートです。フルオートを利用すれば、初心者でも簡単に取引を行うことができるというこの商品はどのような経緯でできたのか、どのような仕組みなのか。また、そもそもFX取引とはどういうものかなど、インヴァスト証券に話をうかがいました。
FXの会社がプリペイドカード事業を始めた理由
国内利用で最大2%キャッシュバック付き
夏休みや9月の連休など、海外旅行を計画している人も多いと思いますが、海外旅行のとき、現地通貨への両替はどこでしていますか? 現地の空港、ホテルの両替窓口、銀行や両替店、ATMという方が多いのではないでしょうか。比較的手数料が低く、24時間利用できて便利なATMで引き出す場合も、国際キャッシュカード、トラベルプリペイドカード、クレジットカードなど、どのカードで引き出すかでも手数料が変わってきます。しかし、これらサービスの為替手数料の差まで把握して両替をしている人は少ないのではないでしょうか?そこで今回は、為替手数料の安さに定評があり、5つの外貨と円をまとめて1枚のカードで持てる多通貨プリペイドカード「マネパカード」を発行する株式会社マネーパートナーズの奥山泰全代表取締役社長に、トラベルプリペイドカードの魅力とお得な使い方をうかがいました。
今年、東証1部より新興市場が買いな3つの理由
マザーズ指数にスポットを当ててみる
7月に入り、いつの間にやら今年も折り返しです。思えば今年は、大発会(※)から日経平均6日連続の下げという戦後最悪な記録から始まり、現在の軟調な相場を占っていたかのようです。しかし、これは日経平均など東証1部の話。個人投資家が主戦場とするマザーズ指数にスポットを当てると景色は違って見えます。僕が思うに、今年儲かっている個人は結構いるんじゃないですかね。もともと東証1部より新興市場の方が優位性があると思っていますが、特に今年はその傾向が顕著なんじゃないかと。その理由は……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!※大発会(だいはっかい):日本の証券取引所で1年間の最初の取引日に行われると催事のこと。催事の行われる年始の最初の取引そのものを指すこともある。年末の最後の取引日は「大納会(だいのうかい)」と言う。
日本人の6%しか知らないETFのはなし
アメリカではETF市場規模が10年で7倍に
「ETF」という言葉をご存知ですか? ETFは「上場投資信託(Exchange Traded Funds)」の略で、その名の通り、投資信託の一種です。上場株式を対象としているため、それらの重要な指針である日経平均株価(日経225)や東証株価指数(TOPIX)、海外では米ダウなど、各国を代表する企業を集めた指数をパッケージにした商品です。株式と同様、売買をすることができます。資産運用の玄人が活用している投資方法という印象を持つ人も多いのですが、そんなことはありません。最近注目を浴びている、ロボットアドバイザー(ロボアド)の多くの商品もこのETFを扱っています。ETFは、消費者が世の中を変えていく力を持つこの時代において、日本でも近いうちに必ず資産運用を語るうえでの主役になるはずです。ETFは「投資商品の世界選抜」といわれます。国内のみならず世界中の上場銘柄(米国株、米国社債、欧州株、新興国株など)を取り扱うことが可能で、投資対象の選択肢がとても豊富です。投資先進国のアメリカでは既にスタンダードな金融商品となっていて、市場規模は過去10年で7倍に拡大。その傾向はいまでも続いています。世界の
少額・スマホで簡単にできる外貨預金
銀行でできる外貨預金という選択肢
2016年2月、10年国債利回りがマイナスとなり、さらなる低金利時代に突入しました。一方、銀行の預金残高は年々増え続け、全国の銀行の預金残高は、684兆円に達しています(一般社団法人全国銀行協会「全国銀行・貸出金等速報」2016年4月末)。そんな時代だからこそ、働いて得た収入を銀行に預けるだけではなく、効率的に運用していく視野とスキルが必要になってきているのではないでしょうか。しかし、いきなり株や投資信託などの投資商品にチャレンジするのはハードルが高いもの。そこで、銀行でできる外貨預金という選択肢を検討してみてはいかがでしょう。三菱東京UFJ銀行では、まさに今、外貨預金(米ドル)の為替手数料が0円になるキャンペーンを実施中。スマホやパソコンなどネットでできるというのも手軽です。外貨預金とはどのような商品なのか、三菱東京UFJ銀行のご担当者に話を伺いました。
円高はどこまで……とか考えても無駄
ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
円高はどこまで進むんでしょうか。4月末に111円台だったドル円は、わずか数日で105円台まで急落しました。1月には121円を付けていたのに、この円高っぷりは、スーパーで売っている牛乳が158円から198円になっていたのと同じくらいショッキングな出来事です。別に円高だからじゃなく例えて言ってるだけです(笑)。日銀が追加緩和を見送ったからだとか、ゴールデンウィークの休みをついてヘッジファンドが円高を仕掛けただとかいろいろ言われていますが、足元では、麻生大臣の口先介入で円高は一服しています。さらなる円高というのはなさそうですが、勝手に僕の予想を言わせていただくと、短期ではまだ円高傾向を抜けたとは言い切れないですが、日米の金融政策を考えると長期ではやはり円安傾向なのかな、なんて思っています。でも、この予想、どうせ当たりません。それでは……ザ・フライ井村のLet'sカブトク!
FXで始めるローリスク・ローコスト投資術
初心者でもできる!
2016年になり、お金にまつわるニュースを耳にする機会が増え、資産運用や投資への機運もにわかに高まってきています。投資や資産運用と言えば、株や投資信託が人気ですが、「FXはハイリスクだからちょっと…」という人は多いのではないでしょうか。実はFXもしっかりと仕組みを理解して取引の基本を理解すれば、ローリスクかつローコストで堅実な資産運用ができる投資商品なんです。今回はFXを始めとした金融商品に詳しい経済アナリストの頼藤太希さんに、「FXで本当に低コストの投資法が実践できるのか」詳しくお話を伺ってきました!